香椎高校放課後寺子屋
Terakoya case
香椎高校放課後寺子屋(スーパー黒門塾)
福岡市東区にある県立高校で、OCESの寺子屋はここから始まりました。
高校では、「スーパー黒門塾」という名称で、金曜の放課後に活動しています。
塾生紹介
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久藤 陽菜さん
2年 リーダー OCESの寺子屋3期生
私がスーパー黒門塾に入塾した理由は、もっと社会について学ぶためです。夢が確立していなかった私は、黒門塾で社会問題などについて探究できると知り、将来やりたいことを決めるきっかけになればと思い入塾を決めました。黒門塾での特に印象的な学びは、松下村塾で吉田松陰先生の生き方や考え方などを学んだことです。黒門塾で重視されている、『志』とは何かについて考え直すきっかけになりました。また、活動を通して身に付いた力は、コミュニケーション能力と、発言力です。黒門塾では地域や世代の壁を越えて沢山の方々と交流をするため、積極的に他者とコミュニケーションをとれるようになりました。さらに、意見交換の場が多く設けられるため、自分の意見をしっかりと述べる力も向上したと思います。重点的に探究してきた内容は、『バイオガスの活用』についてです。環境問題が深刻化している中、自然エネルギーに着目して探究を進めてきました。今後は考えた解決策を現実的なものにできるよう、何かアクションを起こしたいです。私の目標は、常に思いやりと向上心をもって学びを深めていくことです。人を思う気持ちを忘れず、これからも学び続けていきたいと思います。
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宮下 晴気くん
2年 OCESの寺子屋3期生
スーパー黒門塾には以前兄が入塾していて、ここでは普段の学校生活で学べない事がたくさん学べると勧められたから入塾しました。身についた力は、自分の意見をしっかり言える力です。中学校では、授業中に発言しようとしても「間違っていたらどうしよう」という不安な気持ちがあったり、人前で発表するときも緊張しすぎて体がガチガチになっていましたが、ここでは自分の意見を言う機会が多くあるから、間違っているかもしれないけど意見をしっかり言うことができるようになりました。
印象に残っている事は、OriHimeを使ったワークショップです。先天性ミオパチーの会 代表理事の伊藤亮さんに講義をしていただき、OriHimeを活用して社会でどんな事をできるのか考えました。OriHimeという存在を初めて知り、実際に他県にいる方と話もでき、とても貴重な経験になりました。将来は世界中の人に役立つ研究をして、ノーベル賞を受賞することが目標であり、志は人のために行動することです。
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武富 玲奈さん
2年 OCESの寺子屋3期生
私がスーパー黒門塾に入塾した理由は入塾することで、普段は学べない、考える機会がないことを学べると思ったからです。日本の事だけでなく世界までも視野を広げた学びにとても興味を持ちました。印象的に残っている学びはカナダの方々とのワークショップです。all Englishで私たちは日本の文化について伝えました。プレゼンの大変さ、異言語での会話の難しさを感じましたが本当にとても良い機会になりました。研究としては生物多様性の危機についてSDGsと絡めながら探求をしています。知らなかった世界の事実、出来事を知れています。そして課題解決は私たちでも可能なことだと知りました。これからの時代を生きる私たちに必要な学びや考え方がありました。私は将来客室乗務員となり世界中の文化・人との出会いを繋げる掛橋となる人になりたいと思っています。志の挑戦の第1歩を恐れないこと、を胸にこれからも学びを深めていきます。
卒業生紹介
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金岡 和樹
OCES認定ピアチューター / OCESの寺子屋1期生
普段の学校生活を過ごして教わらないようなことを学びたいと考え、寺子屋に入りました。寺子屋の予定を見たときに、ここに入塾すれば自分は確実に成長できる!と感じました。寺子屋で学んだことは主に2つあります。1つ目は即応力です。いかに相手からの質問に対して早く、そして正確に回答できるかということの大切さを学び、身に付けることができました。2つ目は実践力です。寺子屋では、考えたことを実践に移すことの重要性を感じ、実際にカンボジアの農村部の水質改善を目標とするプロジェクトを立ち上げました。今後は寺子屋のピアチューターとして、私が高校時代に学んできたことを生徒たちにできる限り還元し、この人に教えてもらってよかった、と思ってもらえるように活動していきたいと思います。